【防犯部】両国交番で本所警察の「ふれあい連絡協議会」が開催

去る6/27(木)両国交番2階会議室で両国千歳7カ町会長・防犯部長が集まって「ふれあい連絡協議会」が開かれました。「ふれあい」──ソフトでやさしい名前ですが、内容はかなり具体的かつ生々しいものでした。

議題は、以下の通りでした。

  • 交通事故防止等について:交通課
  • 特殊詐欺等犯罪被害防止について:生活安全課
  • 110番通報の使い分けについて:地域課

このなかで、今回は「110番通報の使い分けについて」の報告をします。交通事故と特殊詐欺防止については、次回以降ホームページで公開します。

最近の両国千歳に関して報告しますと、

この6月20日までの半年間では万引き500件(駅前の薬局コンビニなど)、騒音苦情、物件事故60件、酔っ払い40件、安否確認30件、口論20件、駐車苦情50件ほど110番通報があった。
両国千歳は110番通報が本当に少ない。千歳地区は更に少ない。
口論ケンカは7件、駐車苦情が20件、酔っ払い15名、暴行傷害に至っては両国千歳ともゼロ。住居侵入ドロボーも両地区ゼロ、公然ワイセツ、痴漢ゼロ、路上で倒れている人ゼロ、老人の迷い人保護は千歳で3名、両国で18名、本当に平穏な町だと感心します。

うっかり、間違い110番通報が結構ある

 

警視庁で年間2,500件のうっかり110番がある。
スマホで何かの弾みで、110番をタッチしてしまう。スマホの機種によっては緊急用として設定されている。折り返ししても応答してくれないと本当に事件事故か判断できない、または「ごめんなさい。間違って押してしまった」と連絡がある。警察業務に支障が出ているので注意してください。

110番を使い分けてください。

110番はピンキリです。本当に警察力をかけなければならない事件があるのに、そうではない110番があまりにも多いのです。
110番が掛かった以上、「これはちょっと?!」という事案でも対応しなくてはならない。そういう決まりになっているのです。「えー、こんなのまで110番!」と思っても警察官は出動しなければならないんです。
どんなに簡単な110番でも、最後の報告書作成まで含めると処理するまでに短くても20~30分かかるんです。
例えば、「犬のフンを踏んじゃった」と110番。警察官が行きますよ。その人からすれば「何でこんな所に犬のフンを放置するんだ」と苦情を言う。警察官を呼んだその人が納得して初めて処理が完了するんです。世の中からすれば、何でこんなことに無駄な時間を使うのかと思います。本来、警察力を投入すべきところに投入できない。

本所署は警視庁のカテゴリーの中でも大きいのです。勿論、新宿、渋谷、池袋、麻布に比べれば機動力は落ちますが同等視されている署です。110番も他の平均よりかなり多い。従って、110番の使い分けを浸透させないと、しっかりした警察力を投入できない状態です。

緊急でない相談、困りごと、悩みは#9110へ

ぜひ、皆さんはじめ、お仲間の方に110番の使い分けを広めて浸透して頂きたいのです。そうすれば警察力をもっと効果的に発揮できるのです。「緊急でない相談、困りごと、悩みは#9110へ」と周知徹底するよう皆さんに伝えてください。

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