石碑でたどる墨田堤植桜の歴史

隅田堤の桜は、享保10年(1725)に木母寺(もくぼじ)境内と隣の御前栽畑に江戸城御庭(おにわ)の桜樹が移されたことが始まりです。
その後、18世紀末から徐々に南に延びていき、明治初期には、旧水戸藩邸側の現在の枕橋に到達しました。木母寺から約2kmにおよび茶屋が数十件立ち並んでいたと記されています。
今回の展示では、木母寺境内の石碑や墨堤常夜灯など隅田堤周辺の5つの石碑を中心に据えながら、当館所蔵の浮世絵と一緒に川、船、堤と桜が織りなす春の隅田堤の情景を紹介していきます。

 

隅田川花見紀行巻 寛政8年(1796)   笠原孟懿(かさはらたけよし)画

 

開催期間

令和7年3月1日(土曜日)から令和7年5月6日(火曜日・祝)まで

開館時間

午前9時から午後5時(入館は午後4時30分まで)

休館日

月曜日、第4火曜日、ただし、5月5日は開館