北斎と楽しむ江戸の芸能
歌舞音曲鑑(かぶおんぎょくかがみ)
すみだ北斎美術館では、北斎が描いた江戸の芸能をモチーフとした作品を紹介する 企画展「歌舞音曲鑑(かぶおんぎょくかがみ)北斎と楽しむ江戸の芸能」を 開催します。
江戸時代後期の浮世絵師・葛飾北斎が描いた江戸の芸能をモチーフとした作品を紹 介。主な展示作品は初公開となる役者絵「三代目瀬川菊之丞 白拍子」 のほか、「浮絵元祖東都歌舞岐大芝居之図」「新板浮絵三芝居顔見世大入之 図」や芸能のお披露目会の招待状として作った「座敷舞踊」などです。
代表作「富嶽三十六景」シリースを発表する約50年前
19歳の葛飾北斎は、勝川春章に入門し、浮世絵師としても活動を始めました。
デビュー当時に発表した歌舞伎の役者を描いた錦絵は、残っている数が少なく貴重 な作品群です。
また、北斎は様々な芸能のお披露目会の招待状としてつくられたという摺物も多く 手掛けていますが、絵と文字情報がともに完全は形で残されている作品は多くありま せん。
この他、芸能にまつわる画題としては、さまざまな踊りを描いた作品もあります。 雀踊りや悪玉踊りといったユニークな踊りを描いた作品からは、人間の身体の動きを 捉える北斎の確かな筆致がうかがえます。
会期、観覧料など
会期:3月19日(火)から5月26日(日)まで
(休館日:毎週月曜日)
前後期で一部展示替えをします。
観覧料:一般1000円、高校生・大学生700円、65歳以上700円、中学生300円、 障がい者300円、小学生以下無料。
主催:墨田区・すみだ北斎美術館