春の火災予防運動の説明会が本所消防署でありました。出火原因は本所消防署管内でも東京消防庁管内でもどちらも電気火災が1番目、2番目は放火です。皆さん、充分注意してください。
【動画】東京消防庁の「事業所からの電気火災を防ごう」
https://youtu.be/CRcJr9qMBE4?si=VXis1_UYVVTskKfK
春の火災予防運動 本所署管内で一番多い出火原因は電気設備関係
電気火災の種類
1)トラッキング
コンセントに差したプラグから出火する現象です。プラグの差し刃にほこりやゴミが溜まって湿気を吸収し、そこに電気を流し続けると小さなスパークが繰り返し発生し、火災につながります。
トラッキング現象は機器の不使用時や電源をOFFにしていても、コンセントにプラグが差さっていれば発生します。一番の予防方法は、使用時以外にはプラグを抜くことです。どうしても差しっぱなしにしなければならない場合は、乾いた布で定期的に清掃しましょう。他には、トラッキング防止加工がほどこされたプラグや、ほこりが溜まるのを防ぐカバーで覆う方法もあります。
2)ショート(短絡)
断線したコードに電気が流れ、出火する現象です。コードはビニールによって絶縁された銅線を組み合わせてできていますが、この絶縁部分が何らかの原因で破損し、銅線同士が直接接触すると火災につながります。
コードが什器や家具の下敷きになったり、釘やステップルで壁や床に打ち付けられたりすると、絶縁部分が破損してショートが起きるリスクが高まります。絶縁部分が劣化した古いコードや、許容電流が少ないコードを使い続けることも危険です。機器を新しく入れ替える際には、コードも合わせて新品に交換するとよいでしょう。
3)漏電
ショートと同じく、絶縁部分の劣化によって起きる現象です。劣化した部分から電気が漏れ、熱が発生し、近くにある可燃物に燃え移ることで火災につながります。他には、雨漏りや結露、不十分な工事、機器の故障や老朽化も漏電の原因となります。未然に防ぐには、漏電ブレーカーやアース線の設置といった対策や、定期的な点検・清掃を行うことが大切です。
4)接続部のゆるみ
コンセントへのプラグの差し込みが不十分であったり、接続部が変形していたりすると火災になります。常に接続部がしっかり差し込まれているか、変形していいないかを確認しましょう。
5)リチウムイオン電池の出火
スマホやモバイルバッテリーなどリチウムイオン電池を搭載した製品からの出火が増えています。使用者の明らかな誤使用(分解、衝撃、充電方法誤り等)により出火する他に、製品の欠陥により突然出火する火災も発生しています。
次に多い、放火。
屋外のゴミ置き場で多く発生している。
夕方から深夜の時間帯に発生、
屋外に燃えやすいものは放置しない。
ゴミ出しは面倒でも、明るくなってから。