両国中だより-主体性をはぐくむ

主体性をはぐくむ

校長先生の挨拶

(注)両国中だよりが数日前に郵送されてきました。校長先生の文章に心を惹かれたものがありましたので掲載しました。

本校の目指す生徒像の柱は「学業に励み、創造性豊かで、自主的に行動できる、健康で人間性豊かな生徒」です。本年度は特に、主体性(自主的に行動できる)を育むことに力を入れた取り組みを重視して、学校運営をしてきました。

主体性は学習場面だけではなく、様々な行動や学校以外での活動でも発揮され、相互に影響しあって高まります。これまでも様々な学校生活の場面で両中生は主体的な行動と団結力を発揮して、個人・学校全体として多くの成果を上げてきました。
学力面では全学年、全教科において、平均正答率が全国平均を上回り、行事面では宿泊行事、運動会、上級学校合同相談会、連合陸上大会、両中祭など、各係や選手一人一人がその役割を認識した頑張りにより新たな伝統を築いてきました。
また、中生の中には、学校関係以外でも、スポーツのクラブチームに所属し活躍したり、芸能活動やユーチューバー、劇団員、合唱団に所属して個性を発揮したりしている生徒もいます。

個性重視の時代において、これらの活動や能力・特性は、たとえその職業につながらなくても、そこで身に付けた考え方や能力、チームワーク、協調性など多くの学びが生きる力となって、その人の人格に、大きな影響を与えるものです。今後も学業との両立を目指して、時間を有効に使い、楽しみながら個性を伸ばし続けてほしいと思います。

一方で、学習面では「基礎よりも活用」、「知識技能よりも思考・判断・表現」の正答率が低く、知識・技能を活用する力の育成、目標の設定や計画性、見通しなど目標を達成するための粘り強さや自己調整力をさらに育成する必要があるなどの課題をあり、引き続き向上心を持って自己を磨いていきましょう。

ピークに持っていく力

両中生は「本番に強い(ベストが出せる)力」を持った人が多いと感じます。プロボクシングでは、試合前に減量に失敗し、力が出せなかったり、オリンピックでも実力があったのに、大会本番で勝てなかったりする選手がいます。11月21日(木の両中マラソン大会では、インフルエンザ、コロナに加え、マイコプラズマなどの感染症拡大が懸念される中、当日は体調不良による欠席者が少なく、小雨の降り続く中でも、全員が途中棄権なく完走することができました。

皆が当日まで健康管理に心がけ、雨にも負けず、最後まで走り抜き、走り終わった後の清々しい達成感に両中生の底力を感じました。

校舎
マラソン大会(3年生男子)
発表会の打ち合わせ
吹奏楽部
体育館・講堂

※ここに掲載されている写真は両国中ホームページで公開されているものです。
※氏名を特定される部分は伏せてあります。