特殊詐欺に会わないために
特殊詐欺の被害で最も多いのは、息子や孫を語り「カバンを置き忘れた。小切手が入っていた。お金が必要だ」などと言って、現金を騙しとる【オレオレ詐欺】。
次に役所の職員を名乗り、「医療費の過払いがあります。こちらで手続きをするのでカードを取りに行きます」と言って暗証番号を聞き出し、キャッシュカードを騙し取る【キャッシュカード詐欺】。
さらに「医療費、税金、保険料の還付があるので手続きをしてください」と言ってATMも操作させ、犯人の口座に送金させる【還付金詐欺(振り込め詐欺)】が横行してます。
また「未払いの料金がある」などと言って、金銭を騙し取る【架空料金請求詐欺】があります。
不審な電話がかかってきたら。
特殊詐欺の大部分は犯人が皆さんの「固定電話」に電話をかけてきます。
例えばオレオレ詐欺の場合、息子さんや孫になりすまし、「大事な書類をなくした」などと言って、窮地に追い込まれているかのような話をします。そして皆さんの不安や親心を利用して、言葉巧みに財産を奪い取ろうとしているのです。
電話の相手には、絶対に現金の保管状況や
預金の残高等の資産状況は伝えないこと。
このような不審な電話があったときは、いちど電話を切ってすぐに110番通報します。
犯人からの電話に出ないようにするためには、
まず自宅の固定電話をいつも留守番電話に設定しましょう。
そして電話が鳴ってもすぐに出ることなく、録音されたメッセージを確認した上で問題がなければ折り返し電話をかけるようにしましょう。
次に被害防止対策の1つとして自動電話録音機があります。
自動通話録音機を自宅の固定電話に設定すると、かかってきた電話に自動で警告メッセージを流し通話内容を録音します。
また最近では迷惑電話防止機能付きの電話機も発売されています。
特殊詐欺対策に有効なサービス
NTT東日本が実施している。特殊詐欺被害防止サービス。
このサービスはかかってきた電話番号を電話機の画面に表示する「ナンバーディスプレイ」と非通知でかかってきた電話に「電話番号を通知するように対するガイダンスする「ナンバーリクエスト」と言う機能が付いています。この2つのサービスは自宅の電話が、NTT東日本と契約されている方で、70歳以上の方、または70歳以上の方と同居している契約者の方なら、いずれも無料で利用できます。詳しくは、NTT東日本特殊詐欺対策ダイヤル(0120-722-455)まで問い合わせください。